2024年3月27日水曜日

生きものだより 2024年3月号【2024年3月28日掲載】



 2024年2月に観察できた生き物の一部を紹介します。


寒い冬の朝、羽毛を膨らませて丸くなっている鳥たちを見つけることができました。


カワセミ(境川)

公園ではよく見かける「カワセミ」・・・。


ツグミ(今田遊水地)

冬鳥の「ツグミ」も、かわいいです・・・。


羽と羽の間に空気を含ませて、熱が逃げるのを防いでいるためということですが、まん丸に見えてかわいいです。
 

ジョウビタキ♀(境川)

ジョウビタキ♀」を正面から見たらまん丸モフモフでした。



冬鳥の「ジョウビタキ♀」。尾を細かく振る動作が特徴的です。
下飯田遊水地近くの境川で、なわばりを構えています。







開園前の朝は鳥たちものんびり公園を散歩?しています。

オオバン(今田遊水地)

ヨシガモ(今田遊水地)



「シダレヤナギ」の芽が出始めてました。

 シダレヤナギ(今田遊水地)


2月終わりころから「イズミザクラ」が咲き始めました。
公園の桜は、「イズミザクラ」「コマツオトメ」「センダイヤザクラ」と3種類があります。

イズミザクラ

桜の木に「メジロ」が数羽の群れになって蜜を吸いに来る様子が見れらます。
          
          


公園では双眼鏡の貸出をしています。身近な野鳥を観察してみてはいかがですか?


3月はどんな生きものが観察できるでしょうか。



※双眼鏡の貸出時には身分証明書等を確認いたします。
※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※公園内の動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。




2024年2月23日金曜日

生きものだより 2024年2月号【2024年2月24日掲載】

 2024年1月に観察できた生き物の一部を紹介します。



   ジョウビタキ♀ 今田遊水地     

かわいい「ジョウビタキ」のメスです。
冬の時期によくみかけるようになります。オス・メスともに翼に白い模様があります。



 タヒバリ  今田遊水地

タヒバリ」は冬鳥です。
今田遊水地の法面(土手の斜面)を上り下りして採食しています。
尾を上下に振りながら歩き、草に紛れて、虫や、雑草の種子、落ち穂などをついばんでいました。



アオジ 今田遊水地 

こちらを睨んでいる?「アオジ」です。

スズメよりちょっと大きい16センチ。黄色いお腹。胸や脇に黒い縦じま。

よーくみると何かをくわえています。

 



                カワウ(今田遊水地)

「カワウ」です。

全体が黒っぽく、黄色い嘴・目は緑色です。
いつもは下飯田遊水地で見られますが、この日は珍しく大群で今田遊水地に来ました。

       

カワウ 俣野遊水地

頭部が白く変化した繁殖羽のカワウが増えてきました。

枝を加えて求愛行動・・・ですが、カップルになれませんでした。

相手を見つけるのも大変ですね。

今の時期は、カモ類なども盛んに求愛行動が観られます。

いつもと違う鳴き声や動きをしていますよ。



 

秋から冬の時期は、観察できる野鳥が増えてバードウォッチングに適した時期になります。

公園では双眼鏡の貸出をしています。身近な野鳥を観察してみてはいかがですか?



2月はどんな生きものが観察できるでしょうか。





※双眼鏡の貸出時には身分証明書等を確認いたします。
※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※公園内の動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。




 

2024年1月18日木曜日

生きものだより 2024年1月号【2024年1月19日掲載】


2023年12月に観察できた生き物の一部を紹介します。


カモの仲間は、カルガモ以外は冬を中心に秋から春にかけて観察できます。

ビオトープではカモのオスがきれいな羽(生殖羽)に換羽がみられます。

冬の今の時期は、オスがメスにアピールするために一番きれいな羽の色をしており、私たちの目を楽しませてくれます。


コガモ♂(今田遊水地)

マガモ♂(今田遊水地)

ヨシガモ♂(今田遊水地)



続いてビオトープなどの茂みで見かけることが多い小鳥を紹介します。

茂みでは鳴き声だけが聞こえて、見つけづらい鳥も多いです。

冬のビオトープには、かわいらしい小鳥がいろいろ見られます。


オオジュリン(今田遊水地)

「オオジュリン」は、ヨシ原の地上や茎で採食します。


セッカ(今田遊水地)

「セッカ」は上昇しながら澄んだ声で「ヒッヒッ」と繰り返し、下降するときに「チャッチャッ」と鳴きます。


ジョウビタキ♂(今田遊水地)

「ジョウビタキ」のオスの特徴は、灰色の頭と黒い顔、鮮やかなオレンジ色のお腹です。



ゴイサギ(今田遊水地)

最後は「ゴイサギ」です。じーっと水面を見つめていました。

数日でいなくなってしまいました。



秋から冬の時期は、観察できる野鳥が増えてバードウォッチングに適した時期になります。
公園では双眼鏡の貸出をしています。身近な野鳥を観察してみてはいかがですか?



1月はどんな生きものが観察できるでしょうか。





※双眼鏡の貸出時には身分証明書等を確認いたします。
※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※公園内の動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。




2023年12月20日水曜日

生きものだより 2023年12月号【2023年12月21日掲載】



 2023年11月に観察できた生き物の一部を紹介します。


ビオトープでは、秋から冬にかけてカモのオスが生殖羽(きれいな羽)に換羽する様子を観察できます。

冬が深まるにつれて、オスは鮮やかな羽に生え変わり、メスにアピールします。

春までにつがいになって北に旅立ちます。

今回は換羽途中の様子です。

コガモ♂


マガモ♂


ヨシガモ♂


次回はきれいな羽(生殖羽)の様子を見られると思います。



ビオトープの法面や境川の川岸では小さな冬鳥をみかけるようになりました。

カシラダカ


ジョウビタキ♀

カシラダカ」や「ジョウビタキ」は冬鳥で、秋から冬になると観察できます。



アオジ


キセキレイ

アオジ」・「キセキレイ」は、境川遊水地公園では秋から冬によく見られます。



ウグイス

春の鳥と思われる「ウグイス」、草や藪に隠れていますが一年中います。
「ホーホケキョ」とは鳴かず「チャッチャッ・・」という声をだします。


秋から冬の時期は、観察できる野鳥が増えてバードウォッチングに適した時期になります。
公園では双眼鏡の貸出をしています。身近な野鳥を観察してみてはいかがですか?



12月はどんな生きものが観察できるでしょうか。





※双眼鏡の貸出時には身分証明書等を確認いたします。
※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※公園内の動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。












生きものだより 2023年11月号【2023年12月21日掲載】


2023年10月に観察できた生き物の一部を紹介します。

ヒドリガモ 


ホシハジロ と ヒドリガモ

10月に入り日に日に冬鳥が飛来してきています。

コガモの次にやってきたのは「ヒドリガモ」。
ヒドリガモの群れの中に「シマアジ」(上の写真の左から7羽目)がいました。

ホシハジロ」(下の写真奥)も一緒に泳いでいました。

シマアジもホシハジロも数日でいなくなってしまいました・・・。



ハシビロガモ

ハシビロガモ」♂もやってきました。換羽中です。


オオバン

オオバン」も少しずつ増えてきています。雌雄同色です。カップルかな。



公園ではこの時期は、カモの雄のエクリプス(非生殖羽)から生殖羽に換羽する様子を見ることができます。来月にはまた変化の様子をお知らせできると思います。



モズ

秋になると「モズ」が木の上で高鳴きをしているところをみかけるようになります。
「キィーキィーキィキィ・・・」と大きな鳴き声で縄張り争いをしています。



アオサギ

いつもみかける「アオサギ」・・・5分もかからず、魚を頭から丸飲み!!


秋から冬の時期は、観察できる野鳥が増えてバードウォッチングに適した時期になります。
公園では双眼鏡の貸出をしています。身近な野鳥を観察してみてはいかがですか?



11月はどんな生きものが観察できるでしょうか。





※双眼鏡の貸出時には身分証明書等を確認いたします。
※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※公園内の動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。



2023年10月9日月曜日

生きものだより 2023年10月号【2023年10月9日掲載】

 2023年9月に観察できた生き物の一部を紹介します。



エナガ

シジュウカラ

メジロ

エナガ」「シジュウカラ」「メジロ」が混群でやってきて、ひとしきり飛び回った後に一斉に去っていきました。【カラの混群】の『カラ』とはシジュウカラ科の鳥を指し、『混群』とは異なる種の鳥が1つの群れになることを指します。異なる野鳥が群れて行動する理由は、単独で行動しているときよりも猛禽類のハイタカなどから身を守るため多くの眼で警戒できるので、そのぶん餌とりに集中できる利点があるようです。



ウグイス

ウグイス」の鳴き声といえば、春によく聞く「ホーホケキョ♪」ですが、草むらの中から「ジャ・ジャ・ジャ」と聞こえてくる地鳴きがあります。地鳴きは日常会話のように、仲間同士の合図といったいろいろな意味があります。草むらの中から地鳴きが聞こえたらそこにはウグイスがいることがわかります。



イソシギ

イソシギ」の名前は「磯に住むシギ」の意ですが、海岸の他に淡水域の水田や川筋で1年中見られるシギです。独特の涼しげな声で「ツィーツィーツィー♪」と鳴きながら水面近くを飛んでいます。腰を上下にフリフリ水辺を歩く姿もみられます。




コガモ

今年も冬鳥がやってくる季節になりました。例年通り「コガモ」が最初にやってきました。
まだオスの羽はエクリプスのため、雌雄の区別は難しいです。
公園では地味な冬羽「エクリプス」から色鮮やかな夏羽「生殖羽」に変化する様子を観察することができます。
  


アオモンイトトンボ

上がオス、下がメスです。オスの腹部第8,9節が鮮やかな空色をしていることが「アオモンイトトンボ」の名前の由来となっています。主に水生植物が茂る池や沼、緩い流れなどに生息し、5月から9月ころまで見られます。トンボのオスは交尾に際して、精子をいったん腹部第2,3節の副性器に貯めておいて交尾するため、逆さのハート型にみえますね。


10月はどんな生きものが観察できるでしょうか。






※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※公園内の動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。


2023年9月10日日曜日

生きものだより 2023年9月号【2023年9月11日掲載】

  2023年8月に観察できた生き物の一部を紹介します。


カルガモ

親子の「カルガモ」。
サイクリングロードを横切り今田遊水地に移動してくる家族がいました。


キジ

キジ」のメス(親鳥)です。
近くに幼鳥がいますね。警戒しながら母子で歩いていました。


チュウサギ

変わったポーズの「チュウサギ」。
公園ではダイサギ・チュウサギ・コサギが見られます。よく見るとそれぞれ違う特徴があります。


ゴイサギ幼鳥

いつものところで給水タイムです。
ゴイサギ」の幼鳥は羽の白い斑点を星にたとえて、「ホシゴイ」と呼ばれています。


ヒクイナ

早朝と夕方に姿を現す「ヒクイナ」。
漢字では緋水鶏と書くように、顔から腹にかけて赤褐色、足も太く赤色なのが特徴です。


ギンヤンマ

左がメス、右がオスです。オスは腹部に水色の斑紋があります。
水面に飛来し、連結態のままヒシに産卵しています。


ナマズ
大きな口と長いひげが見えますね。


ひまわりと鷺舞橋


9月はどんな生きものが観察できるでしょうか。






※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※公園内の動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。