2025年8月8日金曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/8/3)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年8月3日(日)の活動で観察できた野鳥🐦

【今田遊水地】

カルガモ、アオサギ、ハクセキレイ、ドバト、ツバメ、コサギ、ヒメアマツバメ、ホオジロ、カワセミ、オオヨシキリ、ダイサギ、ヒヨドリ、スズメ(13種)

上記の他に、鉄道高架上空にはハヤブサも見る事ができました。


           ヒメアマツバメ(以前、公園外で職員が撮影したものです)

       まるで鎌のような翼をしています。腰が白いのも特徴です。

            アオサギ 若鳥(以前、職員が撮影したものです)

今回の観察では、若鳥が多くいました。先月まではアオサギを含め、サギ類があまりビオトープ内で観察出来なかったので心配していましたが、公園に来てくれて良かったです。もしかすると、近くで営巣して巣立った子たちなのかもしれません。

              ツバメのねぐら入り ※下飯田遊水地

昨年は今田遊水地内でツバメのねぐら入りを観察できたのですが、今年は下飯田遊水地でツバメのねぐら入りが観察されています!詳しくは自然ブログ「ツバメのねぐら入り情報」をご確認ください。それしにても、なぜ年によってねぐら入りの場所が変わるのか不思議です、、、。

ツバメのねぐら入り情報

ツバメのねぐら入り情報

 私たちにとって身近な鳥でもあるツバメですが、巣立ったばかりの幼鳥や子育てを終えた親鳥はどのような生活をしているのかご存じですか?
 ツバメは春になると東南アジアから日本へやってきます。そして、子育てが終わると幼鳥や親鳥は日中は昆虫を捕食し、日が暮れると河川や溜池近くのヨシ原に集まり、ねぐらを形成し朝まで集団で過ごします。

 このツバメのねぐら入りが例年7月中旬頃から8月中旬頃まで境川遊水地公園のビオトープ内で観察できていました。10年ほど前には1万羽近くのツバメが集まり、ねぐら入りする様子も観察できましたが、原因は分かりませんが、3年前はこのねぐら入りを当公園内で全く見る事ができませんでした。そのため、例年行っていた「ツバメのねぐら入り観察会」も現在休止しております。
 ここ数年、ねぐら入りをしても個体数が少なかったりと中々安定していなかったのですが、今年(8/3現在)はなんと数千羽のツバメが18時半~19時頃にかけて下飯田遊水地でねぐら入りをしている様子が確認できました‼
 彼らが無事に渡りをして、また来年、境川遊水地公園に来てくれる事を願っています。今後、ツバメのねぐら入りが安定したら、「ツバメのねぐら入り観察会」も復活させたいと考えています。

下飯田遊水地上空にツバメがやってきました。
(画像提供:遊水地探鳥クラブ 上玉利氏)

             徐々にツバメの数が増えていきます。
             (画像提供:遊水地探鳥クラブ 上玉利氏)


   最後はヨシに止まりました。寝床を見付けられていないツバメがまだ飛んでいます。




【ツバメのねぐら入りを観察される方へ】

・8月は18時15分~18時半にかけて全ての遊水地が閉門します。

・開園時間外の公園内の立ち入りは出来ません。

・観察をされる際は遊水地外周路(公園外)から観察をお願いします。

・下飯田・俣野遊水地正門手前(鷺舞橋側)の門からサイクリングロードに抜ける遊

水地橋までは、歩行者と自転車のみ24時間通行可能です。

・車を停める場所はありませんので、徒歩でお越し頂きますよう、お願いします。

天候や猛禽類の出現によってもねぐら入りの場所が変わる事があります。

・夜間は遊水地周辺は大変暗くなります。事故や防犯等には十分お気を付けください。
(開園時間外・公園外で事故等が発生した場合、公園側は責任を負いかねます。)