2025年11月1日土曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/11/2)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年11月2日(日)の活動で観察できた野鳥🐦


【今田遊水地】

ツバメ、ダイサギ、カルガモ、オオバン、カイツブリ、カワウ、クイナ、コサギ、アオジ、ヒヨドリ、アオサギ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ、ジョウビタキ、コガモ、ドバト、バン、ハシブトガラス、ヒクイナ、オカヨシガモ、カワセミ、タシギ、ハシビロガモ、イソヒヨドリ(27種類)


先日観察した時よりも、更に多くの野鳥を観察する事ができました。

もう11月だというのにツバメも数羽飛んでいました・・・

渡るのを諦めたのでしょうか?

さて、本日観察できた鳥を紹介します。

ジョウビタキ(メス)(写真は以前職員が撮影したものです)


ジョウビタキ(オス)(写真は以前職員が撮影したものです)

今回の探鳥活動ではメスのジョウビタキのみを確認しました。メスの羽はオスに比べ全体的に灰褐色です。羽の白い斑点模様が紋付に見える事から「モンツキドリ」と呼ぶ地域もあるようです。


ハシビロガモ(オス)(写真は以前職員が撮影したものです)

ハシビロガモ 採餌(左オス、右メス)(写真は以前職員が撮影したものです)

名前のとおり嘴(くちばし)の広いカモです。この大きな嘴で水面の植物プランクトンなどを水ごと飲み込み、嘴にある歯ブラシ状のもの(板歯)でろ過して食べます。この板歯が他のカモよりも発達しています。

観察をした時はヨシ原の中にペアで休んでいましたが、嘴を水中に入れてせわしなく動いている様子を頻繁に見掛けます。



2025年10月27日月曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/10/28)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年10月23日(水)の活動で観察できた野鳥🐦

※ボランティア活動が中止となったため、今回は職員が調査を行いました。


【今田遊水地】

カワラヒワ、スズメ、ドバト、コガモ、コサギ、カワセミ、モズ、カルガモ、マガモ、オオバン、ハクセキレイ、トビ、カイツブリ、タシギ(14種類)


カイツブリ(写真は以前職員が撮影したものです)
 今年は春先に観察して以降、あまり見る事のなかったカイツブリですが、最近はビオトープ内で見掛けるようになりました。夏の間はどこにいっていたのでしょう?



オオバン(写真は以前職員が撮影したものです)
 境川遊水地公園では冬に個体数が増えます。冬になると、ビオトープ横斜面の草むらで群れになっています。

オオバン弁足(写真は以前職員が撮影したものです)
 オオバンの足の指には木の葉状の膜がついています。これを弁足(べんそく)と言います。上記のカイツブリの足も弁足です。カモと同じように泳ぐ時に使いますが、泳ぎ方がカモとは異なり、蹴るようにして泳ぎます。面白い形をしていますね。




2025年10月4日土曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/10/5)

  野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年10月5日(日)の活動で観察できた野鳥🐦


【下飯田遊水地】

コシアカツバメ、ツバメ、シジュウカラ、ダイサギ、ハクセキレイ、クイナ、カワウ、ホオジロ、ヒヨドリ、モズ、カワラヒワ、タシギ、コガモ、アオサギ、ハシボソカラス、ヒメアマツバメ、カルガモ、スズメ、カワセミ、キジバト、ウグイス(19種)


【俣野遊水地】

キジバト、ウグイス、アオサギ、ツバメ、モズ、ホオジロ、コサギ、カワセミ(8種)


涼しくなってきたためか、鳥たちも活発に動くようになってきました。


コシアカツバメ(下段2羽)
ツバメに紛れてコシアカツバメがいました。
ボランティアの皆さんや職員による探鳥活動で確認されるのは、かなり久しぶりです。
この日は電線にとまっているだけでなく、飛んでいるコシアカツバメも多く確認できました。
                 コシアカツバメ(下段)
コシアカツバメは名前のとおり、腰が赤いのが特徴です。ツバメと比較すると、胸の縦縞の柄があり、また、ツバメは喉元が赤いのに対しコシアカツバメは頬のあたりが赤いく、尾が長いのも特徴です。
例年ですとこの時期には既に東南アジアなどへ渡っていきますが、今年は園内でまだ多くのツバメが飛んでいます。



2025年9月24日水曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/9/24)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年9月20日(土)・24日(水)の活動で観察できた野鳥🐦

※ボランティア活動が中止となったため、20日は職員が調査を行いました。


・9月20日(土)

【今田遊水地】

カルガモ、アオサギ、コガモ、ドバト、タシギ、コサギ、スズメ、イソヒヨドリ、オナガ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、イカルチドリ、チュウサギ(14種)


・9月24日(水)

【下飯田遊水地】

カワセミ、カワウ、スズメ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ツバメ、ウグイス、シジュウカラ、キジバト、カルガモ、ハシブトガラス、モズ、イソヒヨドリ、ドバト(15種)


【俣野遊水地】

ツバメ、モズ、ダイサギ、ヒヨドリ、ウグイス、カラス(種類不明)(6種)


9月も下旬に入り、やっと朝晩は涼しい日が増えてきました。

そのためか、遊水地内で少しずつですが秋の鳥も見られるようになってきました。

モズ(写真は以前職員が撮影したものです)
9月の観察では、下飯田・俣野遊水地内で観察できました。
モズは1年を通して見られる鳥ですが、秋になると高い木の上などに止まり、「キィー、キィー」と甲高い声で縄張りを主張します。これが、「モズの高鳴き」と呼ばれ、秋の風物詩とされています。
雄は鳴きまね上手で、他の鳥の鳴き声を真似る事もある事から、「百舌鳥」「百舌」と表記されます。


コガモ(写真は以前職員が撮影したものです)
コガモは日本では冬鳥で、9月中旬に今田遊水地で今季初確認されました。名前の通り、カルガモなどの他のカモよりも小型で、この時期のコガモは雌雄同じような柄をしています。

             コガモ冬羽(写真は以前職員が撮影したものです)
冬には雄は派手な羽に生え換わり、雌雄見分けがつきやすくなります。雄は秋とは全く違う姿をしていますね。


更に涼しくなると多くのカモたちが遊水地に渡ってくる季節になります。
来月はどんな鳥と出会えるでしょうか?


2025年8月29日金曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/8/29)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年8月29日(金)の活動で観察できた野鳥🐦

※ボランティア活動が中止となったため、今回は職員が調査を行いました。

【下飯田遊水地】

カワセミ、キジバト、ダイサギ、オナガ、ホオジロ、シジュウカラ、カルガモ、カワウ、

ゴイサギ、ヒヨドリ(10種)


【俣野遊水地】

ハクセキレイ、ホオジロ、カワウ、スズメ、アオサギ(5種)


カワウのコロニー
下飯田遊水地のビオトープ内にカワウがコロニーを形成していました。
暑かったためか、口を開けてハアハアしているカワウが多かったです。

カワウ抱卵
コロニーの中に抱卵中のペアを見付けました。
ゴイサギ(成鳥)
コロニーの中をよくみると、ゴイサギが!


ゴイサギ(幼鳥)
 更に良く見ると、成鳥の近くにゴイサギの幼鳥が!
           ゴイサギ(幼鳥)※以前職員が撮影したものです。
            幼鳥は体全体に白い斑点があることから「ホシゴイ」とも呼ばれます。
          この日は成鳥1羽に幼鳥3羽を確認できました。
          もしかすると、遊水地内か近隣で営巣していたのかもしれません。
          無事に大きくなって欲しいですね。



2025年8月8日金曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/8/3)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年8月3日(日)の活動で観察できた野鳥🐦

【今田遊水地】

カルガモ、アオサギ、ハクセキレイ、ドバト、ツバメ、コサギ、ヒメアマツバメ、ホオジロ、カワセミ、オオヨシキリ、ダイサギ、ヒヨドリ、スズメ(13種)

上記の他に、鉄道高架上空にはハヤブサも見る事ができました。


           ヒメアマツバメ(以前、公園外で職員が撮影したものです)

       まるで鎌のような翼をしています。腰が白いのも特徴です。

            アオサギ 若鳥(以前、職員が撮影したものです)

今回の観察では、若鳥が多くいました。先月まではアオサギを含め、サギ類があまりビオトープ内で観察出来なかったので心配していましたが、公園に来てくれて良かったです。もしかすると、近くで営巣して巣立った子たちなのかもしれません。

              ツバメのねぐら入り ※下飯田遊水地

昨年は今田遊水地内でツバメのねぐら入りを観察できたのですが、今年は下飯田遊水地でツバメのねぐら入りが観察されています!詳しくは自然ブログ「ツバメのねぐら入り情報」をご確認ください。それしにても、なぜ年によってねぐら入りの場所が変わるのか不思議です、、、。

ツバメのねぐら入り情報

ツバメのねぐら入り情報

 私たちにとって身近な鳥でもあるツバメですが、巣立ったばかりの幼鳥や子育てを終えた親鳥はどのような生活をしているのかご存じですか?
 ツバメは春になると東南アジアから日本へやってきます。そして、子育てが終わると幼鳥や親鳥は日中は昆虫を捕食し、日が暮れると河川や溜池近くのヨシ原に集まり、ねぐらを形成し朝まで集団で過ごします。

 このツバメのねぐら入りが例年7月中旬頃から8月中旬頃まで境川遊水地公園のビオトープ内で観察できていました。10年ほど前には1万羽近くのツバメが集まり、ねぐら入りする様子も観察できましたが、原因は分かりませんが、3年前はこのねぐら入りを当公園内で全く見る事ができませんでした。そのため、例年行っていた「ツバメのねぐら入り観察会」も現在休止しております。
 ここ数年、ねぐら入りをしても個体数が少なかったりと中々安定していなかったのですが、今年(8/3現在)はなんと数千羽のツバメが18時半~19時頃にかけて下飯田遊水地でねぐら入りをしている様子が確認できました‼
 彼らが無事に渡りをして、また来年、境川遊水地公園に来てくれる事を願っています。今後、ツバメのねぐら入りが安定したら、「ツバメのねぐら入り観察会」も復活させたいと考えています。

下飯田遊水地上空にツバメがやってきました。
(画像提供:遊水地探鳥クラブ 上玉利氏)

             徐々にツバメの数が増えていきます。
             (画像提供:遊水地探鳥クラブ 上玉利氏)


   最後はヨシに止まりました。寝床を見付けられていないツバメがまだ飛んでいます。




【ツバメのねぐら入りを観察される方へ】

・8月は18時15分~18時半にかけて全ての遊水地が閉門します。

・開園時間外の公園内の立ち入りは出来ません。

・観察をされる際は遊水地外周路(公園外)から観察をお願いします。

・下飯田・俣野遊水地正門手前(鷺舞橋側)の門からサイクリングロードに抜ける遊

水地橋までは、歩行者と自転車のみ24時間通行可能です。

・車を停める場所はありませんので、徒歩でお越し頂きますよう、お願いします。

天候や猛禽類の出現によってもねぐら入りの場所が変わる事があります。

・夜間は遊水地周辺は大変暗くなります。事故や防犯等には十分お気を付けください。
(開園時間外・公園外で事故等が発生した場合、公園側は責任を負いかねます。)