2025年12月17日水曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/12/17)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年12月17日(水)の活動で観察できた野鳥🐦


【今田遊水地】

カルガモ、ダイサギ、ゴイサギ、ハシブトガラス、オオジュリン、カワラヒワ、ヒクイナ、カワセミ、スズメ、アオジ、シジュウカラ、コガモ、ウグイス、カイツブリ、ハシビロガモ、ヨシガモ、オオバン、イカルチドリ、ハシボソガラス、アオサギ、タシギ、ヒヨドリ、オオタカ、ツバメ、ホオジロ、セグロセキレイ(26種類)


オオジュリン(写真は以前職員が撮影したものです。)

         
オオジュリン採餌(写真は以前職員が撮影したものです。)

見た目はスズメのようですが、ホオジロの仲間です。当公園では、冬に見る事が出来ます。オオジュリンはヨシの茎の皮を剝いで中にいるカイガラムシや昆虫を食べるため、この時期になるとヨシ原の中から「パチ、パチ」という音が聞こえる事があります。
ヨシ原の近くではぜひ、耳を澄ましてみてください。


動きが速く写真では撮れませんでしたが、この時期にツバメも2羽観察しました。また、探鳥クラブの活動とは別に、この日は下飯田遊水地内でもツバメを数十羽観察しました。
渡りをしなくなった原因は分かりませんが、もしかすると温暖化が影響しているかもしれません。
















2025年12月10日水曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/12/7)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年12月7日(日)の活動で観察できた野鳥🐦

【下飯田遊水地】

カワウ、カルガモ、スズメ、シジュウカラ、モズ、キジバト、カワセミ、ホオジロ、アオジ、ジョウビタキ、メジロ、ウグイス、バン、ヒドリガモ、オオバン、カイツブリ、コガモ、ヒヨドリ、ツグミ、マガモ、カワラヒワ、ハクセキレイ、アオサギ、コサギ、ダイサギ、オカヨシガモ、キンクロハジロ、ハシボソガラス、イソヒヨドリ、オオジュリン、クイナ(31種)


【俣野遊水地】

ホオジロ、キジバト、シジュウカラ、メジロ、スズメ、カワセミ、ハクセキレイ、マガモ、ツグミ、ハイタカ、オオバン、ドバト、キセキレイ、セッカ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、カイツブリ、ウグイス(18種)


今回の観察ではたくさんの野鳥に出会うことができました。

 オカヨシガモ(上:オス 下:メス)

オカヨシガモ(採餌の様子)写真は以前職員が撮影したものです。
オカヨシガモは冬鳥で水面の植物の種子や水草を食べますが、写真のように逆さになって採餌することもあります。人間からしてみると、とても器用な体勢だなと感心してしまいます。

ヒドリガモ(下:オス 上:メス)写真は以前職員が撮影したものです。
ヒドリガモも冬鳥です。水面を漂う植物を食べたり、陸にあがって植物を食べることがあります。オスの冬羽は頭部が赤茶色(緋色)なので良く目立ちます。


今年は例年に比べ、冬鳥の渡りが遅かったので遊水地に来てくれるのか心配していましたが、だんだんと冬鳥の数も増えてきました。



2025年11月29日土曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/11/19)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年11月19日(水)の活動で観察できた野鳥🐦


【下飯田遊水地】

カワセミ、スズメ、ダイサギ、オオバン、バン、カイツブリ、アオサギ、ハシブトガラス、タヒバリ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、カワウ、キンクロハジロ、マガモ、カルガモ、ツバメ、コガモ、キジ(18種)


【俣野遊水地】

ホオジロ、チョウゲンボウ、ハクセキレイ、オオバン、カイツブリ、カルガモ、ウグイス(7種)


        キジ(左:メス 右:オス)(写真は以前職員が撮影したものです)

久々の登場です。この日はメスのキジを観察しました。10年程前には公園内でキジを頻繁に見掛ける事ができたようですが、最近では公園内で出会う事が減ってきています。


キンクロハジロ(真ん中:メス 両端:オス)(写真は以前職員が撮影したものです)

この日は10羽観察できました。オスはパンダのような白黒模様が特徴です。漢字では「金黒羽白」と書きます。金色の目、黒い体、白い羽を持つ鳥のため、このような名前が付きました。

             タヒバリ(写真は以前職員が撮影したものです)

「ヒバリ」と名前に付きますが、セキレイの仲間です。各遊水地の法面や広場など開けた場所で見る事が多いです。


冬鳥がだんだんと増えてきました。

次回もどんな鳥に出会えるでしょうか。

2025年10月27日月曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/10/28)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年10月23日(水)の活動で観察できた野鳥🐦

※ボランティア活動が中止となったため、今回は職員が調査を行いました。


【今田遊水地】

カワラヒワ、スズメ、ドバト、コガモ、コサギ、カワセミ、モズ、カルガモ、マガモ、オオバン、ハクセキレイ、トビ、カイツブリ、タシギ(14種類)


カイツブリ(写真は以前職員が撮影したものです)
 今年は春先に観察して以降、あまり見る事のなかったカイツブリですが、最近はビオトープ内で見掛けるようになりました。夏の間はどこにいっていたのでしょう?



オオバン(写真は以前職員が撮影したものです)
 境川遊水地公園では冬に個体数が増えます。冬になると、ビオトープ横斜面の草むらで群れになっています。

オオバン弁足(写真は以前職員が撮影したものです)
 オオバンの足の指には木の葉状の膜がついています。これを弁足(べんそく)と言います。上記のカイツブリの足も弁足です。カモと同じように泳ぐ時に使いますが、泳ぎ方がカモとは異なり、蹴るようにして泳ぎます。面白い形をしていますね。




2025年10月4日土曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/10/5)

  野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年10月5日(日)の活動で観察できた野鳥🐦


【下飯田遊水地】

コシアカツバメ、ツバメ、シジュウカラ、ダイサギ、ハクセキレイ、クイナ、カワウ、ホオジロ、ヒヨドリ、モズ、カワラヒワ、タシギ、コガモ、アオサギ、ハシボソカラス、ヒメアマツバメ、カルガモ、スズメ、カワセミ、キジバト、ウグイス(19種)


【俣野遊水地】

キジバト、ウグイス、アオサギ、ツバメ、モズ、ホオジロ、コサギ、カワセミ(8種)


涼しくなってきたためか、鳥たちも活発に動くようになってきました。


コシアカツバメ(下段2羽)
ツバメに紛れてコシアカツバメがいました。
ボランティアの皆さんや職員による探鳥活動で確認されるのは、かなり久しぶりです。
この日は電線にとまっているだけでなく、飛んでいるコシアカツバメも多く確認できました。
                 コシアカツバメ(下段)
コシアカツバメは名前のとおり、腰が赤いのが特徴です。ツバメと比較すると、胸の縦縞の柄があり、また、ツバメは喉元が赤いのに対しコシアカツバメは頬のあたりが赤いく、尾が長いのも特徴です。
例年ですとこの時期には既に東南アジアなどへ渡っていきますが、今年は園内でまだ多くのツバメが飛んでいます。



2025年9月24日水曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/9/24)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年9月20日(土)・24日(水)の活動で観察できた野鳥🐦

※ボランティア活動が中止となったため、20日は職員が調査を行いました。


・9月20日(土)

【今田遊水地】

カルガモ、アオサギ、コガモ、ドバト、タシギ、コサギ、スズメ、イソヒヨドリ、オナガ、ハクセキレイ、ハシブトガラス、イカルチドリ、チュウサギ(14種)


・9月24日(水)

【下飯田遊水地】

カワセミ、カワウ、スズメ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ツバメ、ウグイス、シジュウカラ、キジバト、カルガモ、ハシブトガラス、モズ、イソヒヨドリ、ドバト(15種)


【俣野遊水地】

ツバメ、モズ、ダイサギ、ヒヨドリ、ウグイス、カラス(種類不明)(6種)


9月も下旬に入り、やっと朝晩は涼しい日が増えてきました。

そのためか、遊水地内で少しずつですが秋の鳥も見られるようになってきました。

モズ(写真は以前職員が撮影したものです)
9月の観察では、下飯田・俣野遊水地内で観察できました。
モズは1年を通して見られる鳥ですが、秋になると高い木の上などに止まり、「キィー、キィー」と甲高い声で縄張りを主張します。これが、「モズの高鳴き」と呼ばれ、秋の風物詩とされています。
雄は鳴きまね上手で、他の鳥の鳴き声を真似る事もある事から、「百舌鳥」「百舌」と表記されます。


コガモ(写真は以前職員が撮影したものです)
コガモは日本では冬鳥で、9月中旬に今田遊水地で今季初確認されました。名前の通り、カルガモなどの他のカモよりも小型で、この時期のコガモは雌雄同じような柄をしています。

             コガモ冬羽(写真は以前職員が撮影したものです)
冬には雄は派手な羽に生え換わり、雌雄見分けがつきやすくなります。雄は秋とは全く違う姿をしていますね。


更に涼しくなると多くのカモたちが遊水地に渡ってくる季節になります。
来月はどんな鳥と出会えるでしょうか?


2025年8月29日金曜日

遊水地探鳥クラブ活動だより(2025/8/29)

 野鳥観察ボランティア「遊水地探鳥クラブ」の活動で観察できた野鳥を紹介します

🐦2025年8月29日(金)の活動で観察できた野鳥🐦

※ボランティア活動が中止となったため、今回は職員が調査を行いました。

【下飯田遊水地】

カワセミ、キジバト、ダイサギ、オナガ、ホオジロ、シジュウカラ、カルガモ、カワウ、

ゴイサギ、ヒヨドリ(10種)


【俣野遊水地】

ハクセキレイ、ホオジロ、カワウ、スズメ、アオサギ(5種)


カワウのコロニー
下飯田遊水地のビオトープ内にカワウがコロニーを形成していました。
暑かったためか、口を開けてハアハアしているカワウが多かったです。

カワウ抱卵
コロニーの中に抱卵中のペアを見付けました。
ゴイサギ(成鳥)
コロニーの中をよくみると、ゴイサギが!


ゴイサギ(幼鳥)
 更に良く見ると、成鳥の近くにゴイサギの幼鳥が!
           ゴイサギ(幼鳥)※以前職員が撮影したものです。
            幼鳥は体全体に白い斑点があることから「ホシゴイ」とも呼ばれます。
          この日は成鳥1羽に幼鳥3羽を確認できました。
          もしかすると、遊水地内か近隣で営巣していたのかもしれません。
          無事に大きくなって欲しいですね。