2022年5月31日火曜日

ひたむき、下向き、ビオトープ管理士 その①

 こんにちわ、ビオトープ管理士です。

わたくし、園内ではよく下を向いて歩いております(もちろん全方位に注意しながら)。

「落ち込んでるの…?」って思われそうですが
ただただ、植物を調べているだけです。

そんなわけで
今回は今田遊水地のビオトープ内に自生する植物を一部紹介させていただこうと思います。

来園者様のビオトープ内の立ち入りは原則禁止…
ビオトープ内で観察できる機会は提供できませんが

どんな植物がいるのかだけでも知っていただければ幸いです。

ヒシ(Trapa japonica)

最初は「ヒシ」です。
神奈川県では絶滅危惧Ⅱと生息地を減らしておりますが
今田遊水地では容易に観察できます。

ヒシの上で止まるアオモンイトトンボ。
(トンボの目の前に浮かぶのはオオカワヂシャの花弁のようです。)

ヒシは生きものの生活の場として重要な役割を担ってくれています。

ミゾコウジュ(Salvia plebeia

こちらは「ミゾコウジュ」
環境省カテゴリで準絶滅危惧種に指定されています。
花期は5~6月。
数えたところ今田遊水地のビオトープ内に約1400株程ありました
(2022/5/30時点)。

水辺環境の開発により数を減らしているみたいですが
数えた身からすると「ほんとに危惧種なの!?」と感じてしまいます。

犬走りに沿って生えるミゾコウジュはなかなか綺麗です。

ミゾコウジュはサイクリングロードまたは中央越流堤から双眼鏡で見ることはできます。
境川遊水地公園では双眼鏡を無料で貸出していますので是非ご活用ください。

その②へつづく

※園内の動植物の採取は禁止となっております。
※ビオトープ内の立ち入りは禁止となっております。