2022年10月19日水曜日

生きものだより 2022年10月号

9月に観察できた生きものを一部紹介します(少し遅くなりましたが…)。


アオサギ(左)、セイタカシギ(右)(今田遊水地)

「セイタカシギ」が飛来し撮影者で賑わいました。
アオサギと並べるとかなり体は小さいですが脚の長さは一目置きました。

タシギ(今田遊水地)

「タシギ」が9月に入ってから観られるようになりました。
写真には何羽いるでしょうか。
台風期間中 一気に観察個体数が増えたように思います。
まだ渡りを続けるか、ここを越冬地にするか気になります。

ゴイサギ(今田遊水地)

「ゴイサギ」の幼鳥です。
「9月の生きものだより」でも紹介いたしました。
俣野遊水地ではよく観察できますが、今回は今田での観察です。

コガモ(今田遊水地)

「コガモ」です。
こちらも9月に入ってから観察できるようになってきました。

イソヒヨドリ(今田遊水地)

「イソヒヨドリ」のメスです。
オスは青色、お腹がオレンジ色など鮮やかな色をしていますが
メスはこのように絶妙な配色で「いぶし銀」です。

今回は鳥づくしとなりました。
10月はどんな生きものを観察できるでしょうか。

※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。

2022年9月19日月曜日

台風後は鳥見びより?【2022年9月20日】

【9月20日(火)10:36作成】
 ※横浜市・藤沢市・相模原市・大和市に大雨警報が発表されている為
境川遊水地公園は引き続き全面閉園とさせて頂きます。

なお、境川遊水地情報センター、今田管理センター、外周トイレ、ポケットパークトイレ、鷺舞橋は通常通りご利用頂けます。

今回は今田管理センター芝テラスから今田遊水地の芝地・草地がある2次池にいた野鳥を観察したので一部紹介します。

タシギ

9月に入りちらほら「タシギ」が観察できるようになりました。
普段はビオトープのヨシの根元あたりを探すと観れます。

コガモ

「コガモ」も9月に入ってから観察できるようになりました。

セイタカシギ

秋の渡り途中で立ち寄ってくれたと思われる「セイタカシギ」です。
1週間以上滞在しております。

台風や洪水などの災害は人々の生活に被害をもたらす反面
この出来事によって生み出される環境の変化は生きものが利用する空間を得るチャンスでもあります。

今回は芝地、草地と乾燥した環境が台風という出来事で冠水、乾燥した環境が
湿地のような環境へ一変しました。

タシギ、セイタカシギ、コガモのような普段園内の芝地・草地では観察できない
水辺、湿地の野鳥にとっては
冠水した芝地は利用しやすい空間になったのではないでしょうか。

【他観察できた野鳥】
カルガモ、アオサギ、バン、イカルチドリ、カワラヒワ(鳴き声)、モズ(鳴き声)、ハクセキレイなど

境川遊水地公園では双眼鏡の貸出を行っております。
お気軽にお声掛けください。

※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※動植物の採取は禁止されています。
※野鳥にエサを与えたり、物を投げたりしないでください。
※本公園は遊水地の中にあり、大雨、河川の増水などの気象状況により閉園、利用制限を行う場合があります。


2022年9月6日火曜日

生きものだより 2022年9月号

 8月に観察された生きものを一部紹介いたします。

カワセミ(俣野遊水地)


「カワセミ」がペリットを吐き出している姿を観察することが出来ました。
ペリットとはおなかの中で消化出来なかったものの塊です。
カワセミの場合、エサの魚の鱗や骨、エビなどの甲殻類の殻が消化されず塊として
口から吐き出されます。

チュウサギ(俣野遊水地)

「チュウサギ」です。
遠目から見るとダイサギかなと思いましたがスケール感が違うと思い目を凝らしたら
口角の位置が目より奥に達してない、くちばしの先に微かな黒色の模様があることから
チュウサギと判断しました。

ちょっと違和感を感じたらよく観察してみましょう。

イカルチドリ(今田遊水地)

写真では3羽ですが今年生まれと思われる「イカルチドリ」が4羽いました。
ここ最近よく観察できるようになりました。

シジュウカラ(鷺舞橋下)

「シジュウカラ」の幼鳥です。
成鳥と比べると羽の色が全体的に薄い印象があります。

ゴイサギ(鷺舞橋下)

「ゴイサギ」の幼鳥です。
ゴイサギの幼鳥は「ホシゴイ」と呼ばれたりします。
全身に及ぶ白斑が星に見えるから「ホシ(星)ゴイ」です。
夜行性で日の入り後、よく飛んでいるのを観察できます。
夜にカラスのような鳴き声で鳴くことから「夜烏(よがらす)」と呼ばれたりもします。
異名が多い鳥です。

ウグイス

「ウグイス」です。
茂みの中で活動することが多く鳴き声は聞こえるけどなかなか観察できない鳥です。
声が聞こえたら茂みに目を凝らしてみましょう。


バン(今田遊水地)

「バン」です。
警戒心が強く、すぐ茂みに隠れる印象がありますが
8月に入ってからよく観察できるようになった気がします。
タコノアシ(今田遊水地)

頂点に白い花を咲かし始めているのが「タコノアシ」です。
洪水や氾濫が起こるような湿地帯を好む植物です。
秋ごろには紅葉して見つけやすくなると思います。

9月はどんな生きものを観察できるでしょうか。

※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。

















2022年8月15日月曜日

生きものだより 2022年8月号

 7月に観察された生きものを一部紹介いたします。

 

 
チョウトンボ(今田遊水地)

「チョウトンボ」です。
6月下旬ごろから見れるようになり、7月から観察できる頻度が増した気がします。
ヒシのような浮葉植物が繁茂する環境に生息します。


ハイイロゲンゴロウ(下飯田遊水地)

写真 赤丸内にいるのは「ハイイロゲンゴロウ」です。
噴水内や水溜まりなど開放的な水域でよく観察できました。

スッポン(今田遊水地)

「スッポン」です。
息継ぎ中でしょうか、突出した鼻を水上に出しております。

ホオジロ(俣野遊水地)

隈取フェイスの「ホオジロ」です。
ヤナギの上でさえずりをしていました。

カンガレイ(下飯田遊水地)

水際でよく見かける「カンガレイ」です。
叢生といって茎が密集して生えます。

オケラ

「オケラ」です。
「泳ぐ、走る、登る、鳴く、飛ぶ、跳ねる、穴を掘る」なんでもできることから
「おけらの七つ芸」という言葉もあります。
水路を泳いだ後、よじ登る姿を観察できました。


8月はどんな生きものを観察できるでしょうか。

※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。




2022年7月9日土曜日

生きものだより 2022年7月号

 梅雨も明け
本格的な夏シーズンとなりました。

今回は6月中観察できた生きものをほんの少しですが紹介させていただきます。


クロハラアジサシ

最初は「クロハラアジサシ」です。
撮影者の方々で公園も賑わいました。

水面を低空でふわふわ飛行する姿は優雅です。

カルガモ親子

親カルガモが子カルガモに向かって何か言っているようなワンシーン。

ハクセキレイの幼鳥

後ろからの撮影でしたので写真からは伝わりづらいですが
「ハクセキレイ」の幼鳥は顔は少し黄色を帯びた白色をしています。
せわしなく鳴き、親鳥を呼んでいました。

イソシギ

赤丸で囲われているなかに「イソシギ」がいます。
砂礫地の発達した水辺で観察できる鳥です。
この体色で砂礫地にいられたら探すのが難しそうですね・・・

オオヨシキリ

5月の中旬ごろから鳴き声は聞こえていたのですが
目立つところで鳴いてくれるようになったのは6月からという印象があります。

ミズキンバイ

下飯田の沈砂池では「ミズキンバイ」を観察することができました。
開花期は5~11月、まだお花の観察が出来ます。


オカモノアラガイ

外来植物の除去中に見つけました。
陸生の貝類です。

ツバメ親子

今田管理センターでは「ツバメ」が子育てをしておりました。
巣に幼鳥が5羽とぎゅうぎゅう詰め。
無事に巣立ちました。

7月はどんな生きものを観察できるでしょうか。

※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※動植物の採取は禁止されています。
※生きものにエサを与えたり、物を投げたりしないでください。




2022年6月16日木曜日

アジサシ、興味なし(?)、ビオトープ管理士

アイドル的存在となっていた旅鳥「クロハラアジサシ」と観察を楽しむ来園者様を
背に沈砂池でガサガサしておりました。
ビオトープ管理士です。

調査地:今田遊水地の沈砂池

※沈砂池(ちんさち、ちんしゃち)とは
水流で運ばれてくる土砂やゴミなどを取り除く機能をもつ箇所のこと。
境川が洪水などして運んできた土砂やゴミが堆積される訳です。

ガサガサはタモ網と体を使って水生生物を捕獲する簡単な手法の1つです。

さて
沈砂池は生きものにとってどんな環境なんでしょうか…

モツゴ(Pseudorasbora parva)

1掬い目、「モツゴ」です。
「クチボソ」と呼ばれたりもします。

コイ(Cyprinus carpio)

2掬い目、「コイ」です。

タモロコ( Gnathopogon elongatus)

しばらくなにも掬えず、数十掬い目に「タモロコ」が入りました。

トンボの一種

「コシアキトンボ」か「コフキトンボ」のヤゴでしょうか?
自身が無く、トンボの一種としました。

今田遊水地には
●樹木に囲まれている環境ではない
●抽水植物(ヨシ)がまとまった空間がある
の2点から
「コフキトンボ」が有力かなと思いましたが、「コシアキトンボ」も我が物顔で
飛んでおります。

背棘というヤゴの部位をしっかり見るべきでした。

稚魚、ヤゴの同定は未熟なもので
骨が折れそうでした。
もっと勉強します。

沈砂池は
大きな個体が入りにくく、「ヒシ」が水面を覆い水上からの目隠しになることから
幼く遊泳力の低い個体の避難所的な役割を担っていそうです。

※採取した個体は撮影記録しその場に放流しました。
※園内の動植物の採取は禁止となっております。
※ビオトープ内の立ち入りは禁止となっております。

2022年6月12日日曜日

クロハラアジサシ、熱いまなざし、ビオトープ管理士


こんにちは、ビオトープ管理士です。

6月2日(木)の夕方、今田遊水地の閉門作業中に
いつも違う飛び方をしている鳥を目にいました。

2022/6/2 夕方撮影

普段、夕方のビオトープ上空は
「ツバメ」、「イワツバメ」、「ヒメアマツバメ」の空中舞踏会となり
日が完全に落ちるころ「アブラコウモリ」の夜会に切り替わります。

撮影した鳥は日が落ちると共に下飯田遊水地方面へと消えました。
水上をひらひらと飛行、空中停止、浅めのダイビングなどの行動が見られ
この遊水地の鳥類相では、なかなか見ない行動に釘付けになりました。

この鳥は「クロハラアジサシ」といいます。
6月2日~6月8日の間、1羽が今田遊水地と下飯田遊水地を利用しているのを
確認しました。

クロハラアジサシ(Chlidonias hybrida) 2022/6/3撮影

「クロハラアジサシ」は春は繁殖のため北へ、秋は寒い冬に備え暖かい南へと渡ります。
日本はその渡りの中継地として利用されるため、国内でも観察できる機会があります。
こういう渡り方をする鳥を「旅鳥」と呼んだりします。

今回観察できた個体は繁殖地に向かう途中といったところでしょうか。

トンボや小魚を食べる行動も観察できました。
ご飯を食べてしばしの休息、境川遊水地はサービスエリア的な役割のようです。

夏羽(2022年6月)

冬羽(2021年10月)

「クロハラアジサシ」は去年の10月ごろにも確認されています。
換羽により容姿が異なっていますね。
この時は越冬地に向かう途中で境川遊水地に立ち寄った感じかと思います。

今年の秋ごろにもまた会えるでしょうか…

※ビオトープ内の立ち入りは禁止されています。
※動植物の採取は禁止されています。
※野鳥にエサを与えたり、物を投げたりしないでください。